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Author:小僧
北海道出身の優柔不断男。
讃岐で大学生活をすごし、そのまま根付く。


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なんだかんだ生き延びてはみたものの・・・

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せめて白であれ・・・の話。


海と山に挟まれた自然豊かな港町。

町にあらわれた男は、背中に大きな袋を背負っていた。

袋の中には たくさんの 数え切れないほどのボール。

そのボール どうも3種類あって 表面の色で見分けられるらしい。

赤 白 青。

そして、朝が来るたび 男は袋の中に手を突っ込んで ボールをひとつだけ そっと取り出す。

何かに祈るように 何かに怯えるように 目をかたく瞑り そっと そっと。


赤色の日は 男はご機嫌だ。

笑顔がこぼれ、いつもより少しだけお洒落して、道行く子供に微笑みかけたりする。

目に映るもの全てに、感謝しさえする。


青の日は大変だ。

途端にブルブル震え、部屋に閉じこもり、誰かが不用意な言葉をかけようものなら、耐え難く汚い言葉を吐く。

誰かの笑顔を妬み、誰かの悲しみにスッとする。


白の日は 何もない。

家事や用事なんかがあれば、淡々とこなす。

それがなければ、特別なことはせず、明日への準備などする。


そんなふうに 男は暮らしている。


やんちゃな若者が、からかい半分に男から聞きだしたところによると(その日、男は白色をひいていた)

「袋の中に、最初何色が何個ずつ入っていたのかも、あとどれだけのボールが入っているのかすら、私には分からないのです。」

そして、「それじゃあ、袋の中はもう全部青かもしれないじゃないか」という余計な一言には

「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない・・・。私は賢くないので、難しいことは考えないことにしています」と、静かに笑ったそうだ。


最初は誰もがおもしろがっていたが、時の流れというのはすごいもので、いつしか男はみんなの中で当たり前になっていた。

そんな夏のある日。

ラジオ体操を終えた子供たちが、朝から公園でサッカーをしていると

風に乗って、ひとつの大きな袋が飛んできた。

サッカーに飽きた子供たちはひとしきりその袋で遊び、家に帰ってから親にそれを話した。

久しぶりに男のことを思い出した大人たちは、手分けして街の中を探してみたが、案の定見つからない。

残ったのは、大きな袋がひとつだけ。

話し合いの後、大人たちは少しずつお金を出し合い、袋を紅白の布に包んで、街の山側に丁寧に埋めた。

男が最後にひいたボールの色は、誰も知らない。
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なんの話だい?

2007.08.31 | URL | あっくん #- [ 編集 ]

4・1

〉あっくん さん
僕の祖父の話しです。

2007.09.20 | URL | 小僧 #- [ 編集 ]


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